現役Virtual女子大生

架空の人物は叩いても怒られません

世間知らず・Wi-Fi有らず

ちゃんと考えればわかることだった。

 

あの時から会話で感じる微妙な違和感の答えがそれだった。

 

私がいかに世間知らずであるか思い知らされたのだ。

 

日本の家庭ではほぼ100%でインターネット環境が整っているものだと思っていた。

 

水を通す水道、電気を通すコンセントプラグ、停電しても繋がる電話線。

「家」と呼ばれるものにはすべて、少なからず日本に置いて人間が住む居住スペースにはこれらと同じくらい至極当たり前のように備わっているものだと。

 

ついさっきのさっきまでのことである。

 

幼い頃からインターネット環境が備わっていた事。

早い段階で無線LAN(今では考えられないくらいよく切れるし遅いもの)が我が家では導入された。

ネットが金のかかるもんだと言うのは電話回線を使っていた頃に痛い程学んでいたけれど、それでも我が家の生活には欠かせないものであったからみんなの家庭にも絶対あるものだと思いこんでいた。

うちは裕福な家庭ではない。ゲームも買ってもらえないし、好きな習い事もやらせて貰えなかったから、そんなうちにあるもんは他の家にはもっと立派なもんがくっついてると思っていた。

 

時代は代わり現在。令和2年である。

コロナにより在宅ワークやオンライン授業についてあれこれ議論されている。

 

そりゃー確かにこんだけネット繋ぐ人が同じ時間に増えると回線が大変なことになるだろうなくらいは考えていたけど、大学講義のオンライン化になんでこんなにぐだぐだしているのだ。

家庭にネットワーク環境が整っておらず、通信回線を使わなければならない。なるほど。

私はここで初めて知った。

 

どうりで通信制限に爆速で引っかかるやつがいるのか理解できた。

家から出ずにYoutube観てけど制限やべ~とか言う友人に私は「Wifi切っちゃったまま観てたりすることあるよね」とか言ってたわ。だから話が少し合わなかったのだ。